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RemoteAppの構築について

今後、Windows10が増えていく中でアプリケーションとの互換性を考える必要があるかも?そこで活躍するかもしれないRemoteAppの構築についてご説明したいと思います。

RemoteAppの構築について

こんにちは。
(株)EITのKです。
今回はWindows Serverの機能の1つであるRemoteAppに関してお話をしようかと思います。

 

 

RemoteAppとは

RemoteAppはリモートデスクトップサービス経由で、
リモートサーバー上のアプリを、ローカルで実行しているかのようにみせる技術の事です。
RemoteAppが使用しているリモートデスクトップサービスは、“セッションベース”
“仮想マシンベース”の2種類があります。

それぞれ簡単に解説すると、“セッションベース”とは、
1つのサーバーOSに対してリモートデスクトップ接続を行うサービス方式です。
一方で、“仮想マシンベース”は仮想マシンをベースにするということで、
Hyper-V上にある仮想マシンに対してリモートデスクトップ接続を行うサービス方式です。

 

リモートデスクトップサービスに関連するサービス

先ほども説明しましたが、RemoteAppはリモートデスクトップサービスを使用しています。
下記がRemoteAppが使用しているサービスです。

・Active Directoryドメインコントローラ
・リモートデスクトップ接続ブローカー
・リモートデスクトップWEBアクセス
・リモートデスクトップゲートウェイ
・リモートデスクトップライセンス
・リモートデスクトップ仮想化ホスト
・リモートデスクトップセッションホスト

ここで、上記のうち2つのサービスについて説明したいと思います。

まずは、Active Directoryドメインコントローラについてです。
RemoteAppでリモートデスクトップサービスを使用する際は、“セッションベース”
“仮想マシンベース”共にActive Directoryドメインコントローラが必要です。

次に、リモートデスクトップ接続ブローカーについてです。
リモート デスクトップ接続ブローカーは、ユーザーからの接続要求に対して、
仮想デスクトップの割り当てや切断されたセッションの再接続を管理するサービスです。
Windows Server 2008 R2では“仮想マシンベース”のみ必須でしたが、
Windows Server 2012からは”セッションベース”でも必須となっています。

 

RemoteApp環境を構築

今回は、Windows Server 2012 R2の仮想環境をActive Directory用と
RemoteApp用の2台分準備しました。
今回はActive Directoryの構築手順の方は割愛させていただきます。
作成したRemoteApp用の仮想サーバーを使用してリモートデスクトップサービスを
インストールしました。
前提条件として、先でも述べましたがリモートデスクトップサービスを
インストールするサーバーはドメインに参加していなければなりません。
今回は、”test.local”というドメインを使用します。
サーバーマネージャーの[役割と機能の追加]からサービスを追加します。

“インストールの種類の選択”で”リモートデスクトップサービスのインストール”を選択します。

 

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※クリックすると大きく表示されます。

 

“役割ベースまたは機能べースのインストール”ではRemoteAppを使用するのに必要なサービスが追加されませんので、注意してください。
その後は、表示されるウィザードに従いながら進んでいきます。
サービスを追加した後に、コレクションの作成を行います。
今回は、”セッションベース”で構築しているので”セッションコレクションの作成”
を選択します。
選択するとコレクション作成のウィザードが開始されますので、ウィザードに沿って進むと
コレクションが作成されます。

ここまで構築をすると、
[サーバーマネージャー] – [リモートデスクトップサービス] – [コレクション]の下に作成した
コレクション名が表示されます。
コレクションを選択すると、真ん中のペインに”RemoteAppプログラム”内に
“RemoteAppプログラムの公開”があります。

23_1※クリックすると大きく表示されます。

 

プログラムを公開する手順は簡単で、チェックボックスにチェックを入れると公開ができます。

 

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※クリックすると大きく表示されます。

この後の手順は、ウィザードに従い進みます。
ウィザードが完了すると、プログラムが公開できるようになります。

 

RemoteAppを使用

これまで述べてきたサービスなどを用いてRemoteAppを使用してみましょう。
Webブラウザー経由でRemoteAppに接続します。

 

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※クリックすると大きく表示されます。

 

ドメインのユーザー名とパスワードを入力し、サインインします。

 

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※クリックすると大きく表示されます。

ログインが完了すると先ほど公開の設定をしたアプリケーションが表示されます。
今回はWindows Serverのサーバーマネージャーとペイントを公開するように設定しているので、下記の画面の通りとなります。

 

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※クリックすると大きく表示されます。

サーバーマネージャーを開くとWindows10の画面にWindows Serverで使用されるサーバーマネージャーが表示されました。

 

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※クリックすると大きく表示されます。

 

 

最後に

今回は、RemoteAppの構築についてご説明させていただきました。
Windows10にアップグレードすると今まで使用してきたアプリケーションが
互換性の問題で使用できない可能性があると言われています。
この問題を避けるためにRemoteAppのターミナルサーバー上で、
アプリケーションを動作させるとローカル端末のOSがWindows10でも
今まで使用していたアプリケーションを問題なく使用できます。
このことから、今後はRemoteAppが増えてくるのではないかと個人的に感じています。

かなりの長文になってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございます。

今後ともイーアイティをよろしくお願い致します。

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