もくじ
Linuxで『やってはいけない』をやってみた
みなさまこんにちは
(株)EIT技術ブログです。
さて、早速ですが今回はLinuxに関連したお話をしようかと思います。
前回の記事にもありますが、我が社にも新人が入社し、いろいろと新人教育を行っておりました。私も今年の教育に参加しており、主にLinuxの教育を行っていたのですが、教育の際に冗談半分で新人にこんなことを言っていました。
『運用中のLinuxサーバで実行してはいけないコマンド、それは”rm -rfv /*“である』
Linuxを触ったことがある方であれば何が起きるかお察しいただけるのではないでしょうか。さて、何故急にこんな話をしたかというと、ふと『やってはいけないとわかってはいるが、実際にやってみたこと無いなぁ』と思いまして…
と、言うわけでやってみました。
いざ、検証!
手順は割愛しますが、まずは仮想マシンでLinuxサーバを1台構築。ネットワークの設定を行い、SSHで接続します。
ファイル作成や編集、削除等は普通にできる状態ですね。ごく普通のLinuxサーバです。
必要最低限のコンポーネントしかインストールしていないので、大したことができるサーバではありませんが、まぁLinuxサーバであることには間違いないでしょう。
さて、ここからが今回の最大の見せ場です。
“rm -rfv /*“を入力…
Enterキーを、押下!
おぉ…
すごい勢いでコンソールにメッセージが表示されてます…
ちらほら『許可がありません』というメッセージが見えますね…
/procの下は削除できないのですね。
さて、コマンド実行が終了しました。プロンプトは表示されています。
本当に全て削除されているか確認するために適当なファイルをlsコマンドで確認してみましょう。
…!
エラーメッセージが表示されてしまいました。
“-bash: /bin/ls: No such file or directory”
『lsコマンド自体』が削除されているのですね。なるほど…これは、何も出来ないですね…
他のコマンド等も削除されてしまっていると思われます…
折角”rm -rfv /*“したのに何も確認できない!
(『Linuxサーバは起動状態でプロンプトが表示される』ということは確認できました)
結論
さて、無事に検証が完了しました。サーバが無事ではありませんが。
結論は、
Linuxで”rm -rfv /*“を実行すると何もできなくなる!
です!
終わりに
さてさて、何とも仕様も無いお話でしたが、折角のブログなので今後も業務ではできないようなことをやってみるのも面白いかもしれないですね。まじめにやりなさいと怒られそうですが。
そんな時にすぐに作ってすぐに壊せる仮想サーバは便利!
仮想化のご相談は是非EITに!
と、軽く会社の宣伝もしつつ、今回はこの辺で失礼させて頂きます。
最後まで読んで頂いた皆様、ありがとうございました。